日本代表のGKは本当にこの3人がベストなのか 「リベロプレー」を求めるなら他にも候補者はいる (4ページ目)
いずれにせよGKの代表選考は、将来性を重んじる傾向を弱めるべきだろう。GKは成長曲線がフィールドプレーヤーよりもあとにくるもので、序列を固めるべきではない。たとえば浦和レッズの西川周作は36歳、北海道コンサドーレ札幌の菅野孝憲は39歳だが、ここ1,2年がキャリアハイだろう。
森保監督はトップリーダー。だからこそ「推し」に縛られるべきではない。
プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。
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