森保ジャパンの新スタートにおススメしたい新顔がいる 欧州やJリーグで出色のパフォーマンスを見せる選手たち (3ページ目)

  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

【SBとCFは積極的に新戦力を試すべき】

原山裕平(サッカーライター)

 20代半ばのタレントが揃う中盤に新戦力が入り込む余地は小さいが、層が薄いSBとCFには積極的に戦力を試すべきだろう。

 すでに招集経験があるために"新顔"とは言えないが、SBも中盤もこなすユーティリティの旗手怜央は新チームに取り入れたいタレントだ。セルティックで安定したパフォーマンスを続け、さらなるステップアップも見込めるだけに、彼の成長がそのまま日本代表の力を押し上げることにもつながるはずだ。

 SBでは菅原由勢(AZ)が期待の新戦力となりそうだ。オランダで経験を積み、飛躍的に成長を遂げた22歳は、右にも左にも対応可能。長く無風地帯だったSBのポジションに、新たな風を吹かせてくれることを望みたい。

 CFでは柏レイソルの細谷真大に注目が集まる。パリ五輪世代のエースは今季のJ1リーグでも開幕からゴールを続けている。自慢の走力は裏抜けでも、ハイプレスでも効果を発揮し、ゴール前での落ち着いたフィニッシュワークも年々進化を遂げている。絶対的な存在がいないポジションなだけに、付け入るスキは十分にあるはずだ。

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