新生U-19日本代表は「令和らしい」インターナショナルな面々。スペインの16歳、イングランドの18歳、オーストリアの19歳... (3ページ目)
また、チームプレーや戦術的な戦い方も印象に残るようだ。
「めちゃタクティカルで、集中してチームワークが高い」
出場したアルジェリア戦やコモロ戦では、攻められ続けながらもチームとしてなんとかはねのけた(アルジェリア戦は1−0、コモロ戦はPK負け)
「90分間、一生懸命にチームとして頑張れるのは日本のよさだと思います。日本人はそういうとこ、めちゃ強いと思う」
自身については「私のスタイルはフィジカルの強さであったり、アグレッシブなプレーであったり。イギリスのスタイルですね。クロスを見てほしい。今、代表活動をとても楽しんでいます。みんな優しく、いい経験ができているので、クラブに帰ったらここでの経験を使ってもっと頑張ります!」
今後に期待大だ。
★二田理央(にった・りお/FW/19歳/ヴァッカー・インスブルックU−23)
2003年4月10日生まれ、大分県佐伯市出身。中学卒業後からサガン鳥栖U−18に所属し、2021年6月の横浜F・マリノス戦でJリーグデビューを果たす。
同年7月にはオーストリア2部のヴァッカー・インスブルックの練習に参加。そのままU−23チームへの期限付き移籍が決まり、今年1月からインスブルックのトップチーム所属となる。現在5試合に出場(うち先発2試合)して1得点を挙げている。
「裏抜けが得意」な俊足フォワードだが、「パスや時間を作ることも、ここ(U−19日本代表)では求められる」と、プレーの幅を広げようとしているようだ。
「この代表チームはうまい選手ばかりで、チームプレーという感じがとても強い。自分のチームと全然違うんですけど、日頃の練習からコミュニケーションをとって、試合を重ねるごとに仲間と合わせていければいいかなと思います」
前出のふたりと同じく、個ではなくチームでの戦術的な戦いが印象深いようだ。また、10代で日本も欧州も両方経験しているからこそ感じるものもある。
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