新生U-19日本代表は「令和らしい」インターナショナルな面々。スペインの16歳、イングランドの18歳、オーストリアの19歳... (2ページ目)
コモロ戦での先発起用に関し、船越優蔵コーチは「体も細いし、まだまだなところはありますけど、よくやってくれたと思います。いいものを持っているから先発に起用したし、この短い期間でもぐっと成長してくれるんじゃないかなと思います」と期待を寄せていた。
髙橋も今後の活躍を誓う。
「全部100パーセント出したけど、試合はちょっと違う結果(0−0の末にPK負け)になっちゃった。みんな頑張って勝てると思ったし、チャンスはあったけど、ちゃんとゴールしなかったから負けちゃった。次はもうちょっとボール(を大事にすること)かな。それでチャンスある時はちゃんとゴールする」
★前田ハドー慈英(まえだ・ハドー・じえい/DF/18歳/ブラックバーン・ローバーズU18)
2004年4月2日生まれ、香港出身。日本人の母とイギリス人の父を持ち、12歳でイギリスに渡った。イングランド・チャンピオンシップ(2部相当)に所属するブラックバーンのU18チームに所属し、すでにU23チームでもデビューを果たしている。
言語は英語と日本語だけでなく、「インターナショナルスクールだったので、広東語でなくてマンダリン(中国語の標準語)」も操る。彼も「難しい話は......」と前置きしつつ、取材に対応した。
日本代表への思いは人一倍熱い。「子どもの頃からいつも日本(のことを考えていた)。2歳の時から日本サッカーのシャツを着たりしていた。これ(日本代表に入ること)は夢。日本は私の心です」と目をキラキラと輝かせる。
ポジションは右サイドバック。フィジカルの強さとアグレッシブな上下動で、パワフルなプレーを見せてくれる。
ブラックバーンでは、いわゆるイングランドのフィジカルサッカーの色が強いようで、日本代表でのプレーは新鮮だという。
「めっちゃいいです。みんなのサッカーの技術のレベルがめちゃめちゃ高くて、私はそれに習っている。いい経験ができています。私の感想ですが、イギリスのクラブよりも技術レベルはとても高い。イギリスはフィジカルだけ。日本はエネルギーとかフィットネスとか、考えるスピードとか全部高いと思う」
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