2022.04.05

サッカー日本代表のカタールW杯での成績を識者5人が大予想。突破の可能性は?

  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 カタールW杯グループE。日本の対戦相手はドイツ、コスタリカ対ニュージーランドの勝者、スペインに決まった。はたしてグループリーグ突破は可能なのか。サッカージャーナリスト5人に、3試合の結果を予想してもらった。

1勝2敗
杉山茂樹

 ドイツ、スペインに勝つ可能性はゼロではないとはいえ、10回戦って1回勝てるかどうか。ざっと1勝2分7敗。これが妥当な線だと思う。

 英国の大手ブックメーカー、ウィリアムヒル社の予想によれば、グループEの突破確率はスペイン1.83倍、ドイツ2.1倍、日本15倍だ。すでに発表されているドイツ対日本の対戦倍率も、ドイツ勝利が1.36倍で日本勝利が8.5倍と、大差がついている。日本が2位以内に入ることは大番狂わせに値すると言われているも同然だ。

 もっともスペイン、ドイツ両国が最近で一番強かったのは、スペインが2008年~2012年で、ドイツが2014年前後だ。それぞれ圧倒的な強さを誇った10年程度前より、力は幾分、落ちている。少なくとも選手のポテンシャルは、常に右肩上がりを示していて、いまがピークの状態にある日本との戦力差は、いくばくか接近していると考えるのが自然だ。

 このギャップに、実際に対戦したドイツ、スペインが慌ててくれればしめたもの。こんなはずではなかった......的な反応を示したならば、差はさらに縮まるかもしれない。番狂わせはそれなしには期待できないし、なにより、それを誘発するような森保一監督のベンチワークが不可欠になる。

 もうひとつのポイントは2戦目(コスタリカorニュージーランド)の戦い方だ。3戦目のスペイン戦を見越した戦い方ができるか。1戦目、2戦目をベストとおぼしき固定メンバーで戦い、3戦目の先発を大幅に入れ替えて臨んだ、前回2018年ロシア大会のような起用法では、スペイン戦の敗北は戦う前から見えている。日本の可能性は監督采配で大きく左右される。

カタールW杯でドイツ、スペインと対戦することが決まった日本代表カタールW杯でドイツ、スペインと対戦することが決まった日本代表 この記事に関連する写真を見る 1勝1分1敗
原山裕平

 どんなにポジティブに捉えてみても、ドイツとスペインに勝利するイメージが湧いてこない。ただし、勝てなくとも負けない想像は、かろうじてできなくもない。もっとも、2試合ともに引き分けに持ち込めるとも思わないので、ひとつは敗戦を覚悟する。コスタリカもしくはニュージーランド戦の勝利は絶対条件なのは言うまでもなく、グループステージを突破するには1勝1分1敗というシナリオしか描けない。