「田中碧のメリット」とは何か。日本代表を救う傑出したポジショニング能力 (3ページ目)
「手ごたえはないです」
チームを救った形の田中だが、試合後にはっきりと語っている。
「〝田中碧のメリット"をもっと出せるようにしないと。ミスもありましたし、プレーの強度も足りない。最初から飛ばして、最後は(足が)つりかけて走れなくなっていたので、もっと上げないといけないし、勉強、反省ですね。初めての選手とのプレーも多かったので、100点を求めすぎてもストレスになるので、そこは許容範囲を作っていましたけど」
どんなフォーメーションであれ、田中は今後、森保ジャパンのキーマンになるだろう。攻守一体は無敵で、ピッチのどこにいても、味方と協調し、敵にダメージを与えられるはずだ。
「僕自身、もっと成長して、チームを引っ張っていけるような存在にならないと......」と、田中は言う。11月シリーズ、そしてW杯に向けて、光明が差してきた。
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