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日本サッカーの名コンビと言えば? 懐かしいペアから、納得の2人組まで (4ページ目)

  • photo by AFLO

歴代屈指のスペクタクルのなかの2トップ
中山 淳(サッカージャーナリスト)

1位:三浦知良&武田修宏(ヴェルディ川崎)
2位:柱谷哲二&井原正巳(日本代表)
3位:山口素弘&名波浩(日本代表)
4位:マルキーニョス&興梠慎三(鹿島アントラーズ)
5位:アラウージョ&大黒将志(ガンバ大阪)

 日本サッカーの名コンビで真っ先に思い浮かぶのが、初代Jリーグ王者のヴェルディ川崎の2トップ、カズ(三浦知良)&武田修宏だ。ウインガータイプのカズと純粋なセンターフォワードタイプの武田の相性は抜群で、93年は2人で37ゴールを量産(カズ=20点、武田=17点)。歴代屈指のスペクタクルを誇ったチームで、ひと際輝いた2トップだった。

 2位は、ハンス・オフト監督時代の日本代表でセンターバックコンビを組んだ柱谷哲二&井原正巳。2人とも対人の強さとクレバーさを兼備したDFだったが、闘志をむき出しにする柱谷に対し、井原は感情を表に出さずに心を燃やすタイプ。チャレンジ&カバーも阿吽の呼吸だった。

 3位は、日本の1998年フランスW杯初出場の原動力となったダブルボランチ、山口素弘&名波浩。中盤の底で全体を見渡す山口に対し、名波は前線と中盤の間でバランスをとる"2.5列目"という新境地を開拓。2人のインテリジェンスが見事に調和されていた。

 4位は、オズワルド・オリヴェイラ監督が率いる鹿島アントラーズで、美しいカウンターアタックを連発したマルキーニョス&興梠慎三。

 5位は、2人で49ゴールを量産して2005年にリーグ優勝を果たしたガンバ大阪の2トップ、アラウージョ&大黒将志(アラウージョ=33点、大黒=16点)。その破壊力は歴代屈指だ。

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