憲剛さん寿人さん、W杯予選突破は当たり前? 答えは「簡単に言うなよ(笑)」

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • photo by AFLO

 コロナ禍もあって、なかなかチームがひとつにまとまるのが難しい状況ではあると思いますが、やはり一体感を持てるかが一番大事なこと。寿人も言ったように、五輪に出場した選手がどこまで食い込んで来られるかも、最終予選の注目ポイント。

 意外と少ないかもしれないですけど、森保さんが兼任監督であることのメリットも出てくると思います。ラージグループがすでに作られているわけなので、融合しやすい状況にはあると思います。

---- 注目選手はいますか?

中村 久保(建英)、堂安(律)、冨安(健洋)はすでにA代表に入っている選手。今回の五輪を経て入ってきそうなのは、(田中)碧と谷(晃生)ですかね(※田中は9月の代表メンバーには招集されず)。

 とりわけ谷は、大きな発見だったかなと思います。GKがなかなか決まらない観点からすると、ここから先10年を預けられるGKが出たかもしれないと、個人的には思っています。20歳で国際大会を経験したので、これから一気に伸びていく可能性もある。

 もちろん谷だけじゃなく、今回の五輪に出た選手がA代表にどれだけ入ってこられるか。来年に向けて、競争はどんどん激しくなると思いますね。

(第6回につづく)

【profile】
中村憲剛(なかむら・けんご)
1980年10月31日生まれ、東京都小平市出身。久留米高校から中央大学に進学し、2003年にテスト生として参加していた川崎フロンターレに入団。2020年に現役を引退するまで移籍することなく18年間チームひと筋でプレーし、川崎に3度のJ1優勝(2017年、2018年、2020年)をもたらすなど黄金時代を築く。2016年にはJリーグ最優秀選手賞を受賞。日本代表・通算68試合6得点。ポジション=MF。身長175cm、体重65kg。

佐藤寿人(さとう・ひさと)
1982年3月12日生まれ、埼玉県春日部市出身。兄・勇人とそろってジェフユナイテッド市原(現・千葉)ジュニアユースに入団し、ユースを経て2000年にトップ昇格。その後、セレッソ大阪→ベガルタ仙台でプレーし、2005年から12年間サンフレッチェ広島に在籍。2012年にはJリーグMVPに輝く。2017年に名古屋グランパス、2019年に古巣のジェフ千葉に移籍し、2020年に現役を引退。Jリーグ通算220得点は歴代1位。日本代表・通算31試合4得点。ポジション=FW。身長170cm、体重71kg。

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