オナイウ阿道の抜擢が吉と出たものの、日本代表のサッカーが非頭脳的に見えた理由 (3ページ目)
1トップ候補として、スピード系を2人(浅野、古橋)ではなくどちらかひとりにして、オナイウ阿道を最初から招集してもよかったのではないかと、試合を見ていて思った人は多かったのではないか。
大迫は日本サッカーには欠かせない実力者だ。しかし現在31歳。相手の強弱にかかわらず常にスタメンで起用していると、FWにスピード系は呼ばれても、少なからずキャラが重なるオナイウ阿道系は呼ばれにくい。オナイウ阿道に存在感をアピールするようなプレーを見せられると、大迫には申し訳ないが、これはケガの功名、不幸中の幸いだと言いたくなる。
森保監督は、なおさらそう思っているのではないか。結果オーライで済ましたくないが、オナイウ阿道がこのセルビア戦を機に、次回以降も選ばれるべき選手に株を上げたことは確かであると筆者は思う。
来る6月15日のキルギス戦(吹田)で、アタッカーの4枠にどんな名前が、どんなポジションで並ぶか。1トップを張るのは誰なのか。森保采配に注目したい。
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