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東京五輪代表メンバーの残り枠は「3」。当落線上ギリギリにいる選手は?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 東京五輪を目指すU-24日本代表も、登録メンバー発表前の試合は6月12日のジャマイカ(A代表)戦を残すのみとなった。本大会で指揮を執る森保一監督は、「今回の6月の活動を基本的な(最終の)選考の場と考えている」と話しており、メンバー入りをかけた争いは佳境を迎えている。

 森保監督は「すべてここで決められない状況が生まれる可能性もある」と語り、今回呼ばれていない選手の選出もありうるとはしているが、およそ2週間に及んだ今回の活動を「選考と同時にオーバーエイジ(OA)を含めた強化」と位置づけていることを考えれば、現実的ではないだろう。

 ワールドカップの登録メンバーが23人であるのに対し、五輪は18人。現在進行中の最終選考に参加している28人のうち、狭き門をくぐり抜け、東京五輪のピッチに立つのは誰なのか。

 5月31日からの活動を振り返り、試合での起用の仕方や練習での組み合わせなどから選考状況を考えてみたい。

◎(当確)
DF吉田麻也、DF酒井宏樹、MF遠藤航、DF冨安健洋、MF田中碧、
MF堂安律、MF久保建英

 まずは、登録メンバー入りが間違いない選手である。

 OAの3選手については、森保監督が「基本的には、3人のOAの選手に本大会も戦ってもらいたい」と明言しており、事実上決定済み。Uー24世代の4選手についても、これまでの実績や今回の活動での起用方法から考えて、ケガなどのアクシデントがない限り、外れることはないだろう。

○(ほぼ確実)
MF板倉滉、MF中山雄太、FW上田綺世

 板倉と中山はこのチームで長く中心的存在を担い、複数のポジションを高いレベルでこなせる自在性もある。18人で最大6試合を戦うためには不可欠な存在だ。

 また、万能タイプのストライカーである上田は、OAに大迫勇也が加わらなかったこともあり、最前線に立つFWの一番手としてメンバー入りはほぼ確実だろう。

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