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日本代表の「名バイプレーヤー」5人。オレ様キャラとも良好な関係を築いた (3ページ目)

  • 後藤健生●文 text by Goto Takeo
  • 高橋 学●写真 photo by Takahashi Manabu

右サイドで、誰とでも見事な連携を見せた内田篤人右サイドで、誰とでも見事な連携を見せた内田篤人右サイドで抜群のコンビネーションを引き出した

内田篤人 
DF/国際Aマッチ74試合出場2得点(2008-15年)

 甘いマスクで人気を集めたウッチーを「バイプレーヤー」と呼ぶべきか疑問にも思うが、常にチームのことを考えてプレーした選手だったのはたしかだ。

 サイドバックとして、ドリブルでボールを前に運ぶのがうまい選手で、右サイドでの「主役」にもなれる存在だったが、右サイドハーフ(SH)の選手の特徴をしっかりと引き出してプレーすることができた。

 ドイツ・ブンデスリーガのシャルケでもチームの中心として活躍したが、右SHのジェフェルソン・ファルファンとのコンビネーションは抜群だった。

 日本代表でも何人もの選手と右サイドでコンビを組んだが、そのひとりが本田圭佑だった。前線でボールを収めてポイントをつくる本田との関係でも、内田はたちまちのうちに良好な関係を築きあげた。

 度重なるケガに泣かされた内田は、昨年引退を表明。その潔い姿が彼の誠実さを改めて浮き彫りにした。まだ、32歳の内田。もし現役をつづけていたとしたら、右サイドで久保建英とどんなコンビを組んだだろうか。

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