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闘将・柱谷がラモス瑠偉に最後通告。
オフトジャパン初優勝の夜の叫び (4ページ目)

  • 佐藤 俊●取材・構成 text by Sato Shun
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro

 ダイナスティカップで祝杯をあげる前、柱谷はラモスに最後通告をしようと決めていた。だが、相手はラモスである。言おうと思っても簡単にできることではない。同部屋の森保一が、部屋の中でうろうろし、落ち着かない様子の柱谷を見て、怪訝な表情を浮かべていた。ようやく言う決心をし、「しゃー!」と気合いを入れてラモスの部屋に行った。

「ラモスさん、話があります」

「何? テツ」

「今回、ダイナスティで優勝し、チームがまとまりつつあるし、戦う集団になってきました。みんな、オフトについていけば結果が出ると信用するようになってきたけど、ラモスさんだけはそうじゃない。秋にはアジアカップがあるし、優勝しないといけない。俺らはずっとラモスさんと一緒にやりたいけど、今後、代表で集まった時、オフトのことでうだうだ言うようなら、自分から代表を辞退してください」

 柱谷は、キッパリとラモスにそう言った。

 それを聞いたラモスは、キョトンとしていたという。柱谷は、言うだけ言い、ラモスの返事を聞かずに部屋を出て行った。

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