競争激化の日本代表の中盤。福田正博がハッパをかけたいMFは? (3ページ目)
その3列目には、ほかにも注目選手が多い。遠藤航(シント・トロイデン)や守田英正(川崎フロンターレ)は『ボックス・トゥ・ボックス』のプレーができる。柴崎同様にパスを評価される大島僚太(川崎)は、昨シーズンからは縦への動きが増えてきた。ただ、守田も大島もケガがちなため、コンディションを万全にして、少しでも早いタイミングで森保監督のもとで存在感を発揮してほしい。
チームに躍動感を与える選手としては、井手口陽介(グロイター・フュルト)もいる。昨年9月末に右ひざ後十字じん帯断裂の重傷を負い、今年1月には新たに半月板を損傷。長期離脱をしていたが、4月頭に練習試合に出られるまでに回復した彼には、焦らずしっかりと故障を治してもらい、代表に戻ってくることを期待している。
柴崎が圧倒的な存在になれるのか。山口がベテランの味を発揮するのか。それとも若手が一気に中核を担うまでに飛躍を遂げるのか。攻撃でも守備でもチームの中心的なポジションである中盤の選手たちの高い次元でのレギュラー争いが、日本代表を高みへと導いてくれるはずだ。
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