W杯へ競争激化。なでしこの心臓部・
ボランチに2人の新星が誕生 (4ページ目)
高倉監督も「杉田はほとんど初めてに近かったですし、松原も試合前は(緊張で)大丈夫かなと思って送り出しましたが、意外と落ち着いてやっていた」と及第点を出した。それでも、ボランチとしてのビルドアップの部分では「まだまだ」とボールを確実に奪う、散らして攻撃につなげるという点でさらに高い精度を要求した。
デビュー戦としては上々ではあるが、ボランチはチームの心臓部。他にもケガ明けとはいえ阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)、宇津木瑠美(シアトル・レインFC)らベテランを筆頭に三浦成美(日テレ・ベレーザ)、長野風花(ASエルフェン)といった同世代のライバルたちもひしめく。ここへきて新たに加わった2人の新星により、W杯まで残り3カ月、ボランチのポジション争いはますます熾烈になりそうだ。
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