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5度目のアジア王者へ。
森保ジャパンの敵は「自分たち自身」 (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by JFA/AFLO

「そういうことが起きるということを常に頭に入れていなければいけないし、たとえば、先制されたり、レッドカードが出たりして難しい状況になったとき、どうするかが大事。それに対応できるだけの経験を持った選手たちがいると思う」

 気になる日本のスタメンだが、最大の焦点は、大迫勇也(ブレーメン)が出場できるかどうか、だろう。昨年12月28日に国内合宿に合流したものの、右臀部痛のため、しばらく別メニューが続いていた。

 UAE入りしてから全体練習に合流し、トルクメニスタン戦前日には「明日に照準を合わせてきた。明日はピッチの上で(いいプレーを)見せられると思う」と語っているが、本当に出場できる状態なのか定かではない。

 回復していたとしても、決勝まで7試合あることを考えれば、初戦で無理をさせる必要があるのか議論が分かれるところだろう。大迫のスタメンが回避されれば、代わりに1トップに入るのは、北川になるはずだ。

 2列目は右に堂安律(フローニンゲン)、トップ下に南野拓実(ザルツブルク)。負傷離脱した中島翔哉(ポルティモネンセ)の代わりに左サイドに入るのは、原口で間違いないだろう。

 一方、ボランチは柴崎岳(ヘタフェ)の出場がかたく、そのパートナーは青山になるだろうか。本来、遠藤航(シント・トロイデン)が務めてきたが、遠藤は1月2日に発熱し、6日のトレーニングで練習に復帰したばかり。5日に行なわれた地元クラブ、アル・ワフダとの練習試合ではCBの冨安健洋(シント・トロイデン)がボランチとして起用されたが、これはテストに過ぎないだろう。

 サイドバックは右に酒井宏樹(マルセイユ)、左に長友の不動のふたり。CBは吉田と冨安か。熾烈なポジション争いが続くGKは、アル・ワフダ戦に先発した権田のスタメンが濃厚だ。

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