第二の乾貴士は日本で育つか。
独善的ドリブラーに必要な評価と強化 (4ページ目)
もちろん、乾のような選手――ときに独善的とも思われかねないドリブラーは、もっと評価されるべきであり、日本代表にももっと出てきてほしい選手ではある。チームワークを重んじる日本の風土が、彼のようなタイプの選手が出てくることにフタをしている側面がないわけではない。
だが、ドリブラーがドリブラーとしての才能を開花させるためには、身につけなければいけないことがある。そのことも理解されなければならない。
乾は日本にいた頃と何も変わっていないのに、突如ブレイクしたのか。それとも、海を渡り、何かが変わったからブレイクできたのか。
そこを理解することなく、日本から"第二の乾"は出てこない。
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