スペインの目利きがW杯日本の18名を採点。
「もう外せない」のは誰か
「長谷部誠、香川真司もしくは本田圭佑、乾貴士、原口元気は、日本にとって外せない選手だった。ポーランド戦の大幅な先発交代でそれが証明された」
スペインの目利き、ミケル・エチャリはロシアW杯グループリーグの日本代表を総括してこう語っている。
エチャリはバスク代表監督という肩書きを持つ。バスク地方を代表するレアル・ソシエダで20年間、強化部長など様々な役職を歴任。他にもバスクのクラブであるエイバル、オサスナ、アラベスで働いた経験が評価されてのことである。
「日本が決勝トーナメントに進出したことは、称賛に値する。選手たちの健闘があったからこそ、だろう。非常にポジティブな結果を残した」
そう語るエチャリが、グループリーグ3試合に出場した日本代表の全選手を個別に評価した。
GK
川島永嗣(コロンビア戦、セネガル戦、ポーランド戦にフル出場)川島永嗣
コロンビア戦は、FKでの壁の作り方やキャッチングでマイナス点があった。セネガル戦も中途半端なパンチングで失点の契機になっている。ただ、ミドルレンジからのシュートには適切な体勢を取れていた。ポーランド戦は前半、カミル・グロシツキのミドルシュートをビッグセーブ。また、後半にはカウンターからのクロスに飛び出し、決定機を阻止している。
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