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「勝利が必須」なのはUAE。
日本は今野泰幸でリスク回避に徹すべし (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by Nikkan sports/AFLO

「本田を中央に入れて2~3回トレーニングをした。それは、相手ゴールに背を向けてボールをキープできると思ったからだ。相手がチャージしてきても、持ちこたえられると。そこでキープして落として、誰かが裏を狙って走るという戦術で、実際にその形から得点が生まれたのだ」

 ハリルホジッチ監督はそう力説する。そして、そのあとに続けたのが、前述のUAE戦のプランだった。

 指揮官の言葉を額面どおりに受け取れば、UAE戦もまずは守備の意識を高めてゲームに入り、相手にボールを少し持たせて、カウンターや速攻を狙うようなゲーム運びになるだろう。

 オーストラリア戦で本田が務めた1トップに入るのは、ケルンで好調を維持するFW大迫勇也で間違いない。実際、3月21日のトレーニング終了後の囲み取材では「次(UAE戦)は1トップで出る」と力強く語っている。

 その大迫のポストプレーや、ボールキープによって生まれる時間を利用して、原口やFW浅野拓磨(シュツットガルト)、FW久保裕也(ゲント)といったスピードに長けた選手たちが飛び出していく。トップ下、あるいは大迫のパートナーとしてFW岡崎慎司(レスター・シティ)を起用して、レスターで見せている飛び出しと守備力を代表チームに加えるのも一考だ。

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