必勝を期すUAE戦。しかし2つのデータが導く結果は「ドロー」だ
まもなく再開される2018年ロシアW杯アジア最終予選。日本が属するグループBは、前半戦を終了して上位4カ国が勝ち点1差以内にひしめく大混戦となっている。アジア最終予選が現行方式になった1998年W杯予選以降、折り返し時点でこれほどの接戦になったことはない。上位2枠の出場枠(3位チームはプレーオフへ)をめぐって、前例のない激戦となっている。
【W杯アジア最終予選 グループB順位表】(2017年3月21日時点)
勝ち点 勝ち 分け 負け 得点 失点
1位 サウジアラビア 10 3 1 1 9 5
2位 日本 10 3 1 1 8 5
3位 オーストラリア 9 2 3 0 8 5
4位 UAE 9 3 0 2 7 6
5位 イラク 3 1 0 4 6 8
6位 タイ 1 0 1 4 3 12
予選再開後、日本が最初に対戦するのは、因縁の相手となるUAE(現地時間3月23日)だ。UAEといえば、今回の最終予選初戦で、それもホームで敗れた(1-2)ことは記憶に新しい。
日本は難敵UAE相手に結果を出せるか。photo by Fujita Masato W杯予選において、日本が同一国に連敗したのは、1986年メキシコW杯予選まで遡(さかのぼ)る。相手は韓国だった。当然、32年ぶりとなる屈辱をここで味わうわけにはいかない。
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