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「勝利が必須」なのはUAE。
日本は今野泰幸でリスク回避に徹すべし (2ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by Nikkan sports/AFLO

「次の試合(UAE戦)もセンターバックやボランチは非常に強く、タックルしてくるだろう。だから、そこで(相手ゴール前で)ボールをプロテクトできる選手が必要になるかもしれない。また、スピードがあり、前に飛び込める選手も必要かもしれない」

 ハリルホジッチ監督がUAE戦のゲームプランについてこう語ったのは、メンバー発表会見の1週間ほど前のことだった。次の試合「も」というのは、「アウェーのオーストラリア戦に引き続き」という意味だ。

 昨年10月11日に行なわれたアウェーのオーストラリア戦。5日前のイラク戦における疲労と、長距離移動の影響でフィジカルコンディションに不安があったため、ハリルホジッチ監督は従来とは異なるゲームプランで臨んだ。

 スプリントや攻撃における連続した動きを求めず、しっかりと守ってから速攻を繰り出すというように、最低でも勝ち点1を死守、あわよくば勝ち点3を狙うゲームプランで臨み、狙いどおりにFW本田圭祐(ACミラン)のスルーパスからFW原口元気(ヘルタ・ベルリン)が先制点を奪取。後半にPKを与えて同点に追いつかれたが、守備とゲームの進め方に関しては、ほぼプランどおりだった。

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