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ハリルホジッチよ、
2日前合流の本田と長友はベンチに回せ (5ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 今回、彼らがすでに帰国している以上、その案が実現することはないが、オーストラリア戦を視野に入れながら、来るべき瞬間までベンチから戦況を見守ってもらう。その結果、温存したままでいられるなら、それに越したことはない。

「戦術のチョイス、特にフィジカル面で、(メンバーを)ホームとアウェーで使い分けなければならない」

 ハリルホジッチ監督は改めてそう語っているが、これまでも彼はホームとアウェーでメンバーを使い分けている。わかりやすい例が、ボランチの人選だ。長谷部誠のパートナーに、ホームではMF柏木陽介(浦和)やMF大島僚太(川崎F)といったプレーメーカータイプが起用されることが多いが、アウェーではボール奪取力に優れるMF山口蛍(C大阪)が起用されるケースが多い。

 これなどは「戦術のチョイス」によるメンバーの使い分けだが、「特に」と語っている以上、今回はコンディション面をより重視したメンバー構成になってもおかしくない。

 同じ過ちを繰り返してはならない――。試合2日前に帰国した選手が大活躍できるほど、アジア最終予選は甘くない。

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