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ハーフナー・マイク「今の日本代表は無限の可能性を秘めている」 (4ページ目)

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

 1トップには、ザッケローニ監督が絶対的な信頼を置く選手がまだいない。今回も、Jリーグで活躍する柏レイソルの工藤壮人が新たにFWとして招集された。

「調子のいい若い選手が入ってくるのはいいことだと思います。Jリーグでプレイする選手のレベルも上がっているので、『海外組』だからといって気は抜けない。それに、競争がないと選手は成長しないですから。ただ、簡単に負けるわけにはいかない。自分も積み重ねてきたものがあるんで」

 初めて代表に招集された2011年8月から、まもなく2年が経過する。その間、自分のポジションを徐々に確立してきたが、一方でチームの成長についてはどう見ているのだろうか。

「チームは、確実に強くなっていると思います。例えば、メンタルは非常に強くなった。リードされても慌てないし、取り返せるという雰囲気がある。そして、いちばん大きいのは、グループとしての力がすごく上がったことだと思います。それができたのは、個々の選手が所属するそれぞれのクラブでしっかりと結果を残して、そこで成長した個人の力がチームに還元されているから。今後も、その流れは続いていく。だから日本代表は、まだまだ無限の可能性を秘めていると、自分は思っています」

 日本代表には、計り知れない伸びしろがある。ハーフナーは、その姿を自分自身とも重ねている。そして、チームも個人も、もっと巧くなる、もっと強くなると信じている。

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