【ドラフト2026】BCリーグから複数指名の可能性も NPB入り期待の逸材5人をピックアップ (4ページ目)
【154キロを計測した恐るべき高卒ルーキー】
松本悠河(まつもとゆうが・投手/埼玉県/19歳)
鶴ヶ島清風高→BC信濃 172cm・72kg 右投両打
8試合 9回3分の2 防御率 11.17 0勝1敗 奪三振10 奪三振率9.31
今季の試合出場はわずか8試合ながら、注目を浴びる高卒ルーキーがいる。フェニックスリーグでMAX154キロを記録した松本悠河だ。上背はないが、もともと柔軟性があり、バネが強かったという。全身を使って投げ込むストレートが魅力だ。
入学した高校を退学し、通信制を経て鶴ヶ島清風に入ったのが2年時の7月。高校野球は正味1年だったが、最速は142キロを記録した。
BC信濃から声がかかり入団。シーズン開幕当初にはもう最速が147キロまで上がっていた。入団前に取り組んでいたトレーニングは独学で、ウエイトトレーニングはまったくせず、ジャンプ系を主にしていたという。それが球団でのトレーニングで、春のうちには150キロを計測した。
「球速は5月くらいまで測っていなくて、150キロ出ると思ってなかったんです」
球速の上がり方は本人も周囲も予想外だった。球団としては今年1年でドラフト指名を目指すというよりは、体づくりと育成の期間との思惑だったようだが、試合数も投げていない1年目からドラフト候補として名前が上がるようになった。
球種はストレートとチェンジアップだが、決め球はやはりストレート。課題の制球も、後半はコースに投げて三振や空振りが取れるようになってきた。
ピンチであっても「ワクワクする」という強心臓も魅力。目標は「クローザーになりたい。まっすぐの質を磨いて、まっすぐで抑える絶対的な投手になりたい」と上を見据える。
「以前は『NPBやMLBへ』という言葉は夢でしたが、NPBの選手とも対戦して『通用する』というところまできた。今は(その夢が)現実的になってきた感じです」
究極の"青田買い"はあるのか。将来性は十二分で故障歴もない。来年の成長次第では、BC茨城の三浦のように複数球団がマークして順位が上がることも予想されるだけに、今年の指名もあるかもしれない。
4 / 5


