【プロ野球】掛布雅之が語る「三冠王・佐藤輝明」誕生の可能性 森下翔太が好調な理由、立石正広の「気になる」点も指摘 (2ページ目)
――バッティングがコンパクトになっても、相変わらず飛距離が出ていますね。
掛布 コンパクトになると打球が飛ばなくなる、と考えがちなのですが、コンパクトになればバットの芯にボールが当たる確率は上がります。今季、三冠王を狙える数字を残せているのは、コンタクト率が上がったことが大きな要因だと思います。
――三冠王を達成する可能性はどのくらいあるでしょうか?
掛布 大いにあると思います。僕らの時代は.350くらい打たないと首位打者を獲れませんでしたが、今3割打てば獲れるわけですから。前半戦の最後のほうは状態が落ち気味でしたが、三冠王の可能性は十分あります。球宴前最後の試合(7月26日の巨人戦)でいいホームランが出ましたし、いい手ごたえがあったはずです。それをきっかけに復調してくれればいいですね。
【森下の「右手首」、立石の「左足」の使い方を分析】
――3番を担っている森下翔太選手に関してはいかがですか? 昨季から、バッティングでよくなっている部分があれば聞かせてください。
掛布 右手首の使い方がすごくうまくなったんじゃないですか。右手首を"返さない"ままバットを振れているんです。実際に返さないということでなく、もちろん最終的には返すのですが、体の回転と連動して自然に返すことができているということです。あまり早く返してしまうとゴロになってしまうのですが、そこを我慢できているので、あれだけ打球が上がってホームランが増えているんだと思います。
――逆に、森下選手の状態がよくない時のバッティングの特徴は?
掛布 彼は入団当初から強く振る力はありました。ただ、強く振ろうとすることによって、右の肩が下がりすぎてしまうんです。「右サイドが潜る」とも言いかえられますが、強く振ろう、打球を上げようとすると、そういった彼の悪い癖が出てくる。
それでも年々キャリアハイを更新していっているわけで、十分な働きをしてくれています。森下と佐藤の3、4番と、そのうしろを打つ大山悠輔は立派ですよね。
2 / 3


