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【インタビュー】巨人の岸田行倫は甲斐拓也の加入にも「絶対に負けられない」 打撃向上の理由とWBCへの思いも語った (2ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文text & photo by Shiratori Junichi

【打撃面の向上で初の4番も経験】

 ターニングポイントになった試合での活躍を機に、徐々に先発出場の機会を増やした岸田は、終わってみればチーム最多の69試合で先発マスクを被った。定評のある強肩もさることながら、印象的だったのは、やはり打撃面でのレベルアップだろう。

「2024年シーズン終了後に、スコアラーの皆さんの力を借りながら課題を明確にし、"理想の打者像"をイメージしながら自主トレに臨めたおかげだと思います。(シーズン開幕前に)『外角のボールを強く打てるように』とバットを振り込んでいた時は、ボールをミスなく芯で捉えて、逆方向に強いライナー性の打球を飛ばすことを意識していました」

 それが、自己最多の8本塁打につながった。打率も、2024年シーズンの.242から大幅にアップ。そのバッティングについて、「同級生で、昔から打撃面の相談に乗ってもらうことも多く、タイミングの取り方などを参考にさせてもらった」という岡本和真(トロント・ブルージェイズ)に褒められることもあったという。

「打席で打ち急いでしまい、ボール球に手を出して打ち取られてしまうことも多かった課題を、ある程度は克服できたと思います。結果を気にせずに思い切ってスイングすることを意識して打席に向かうことができるようになりました」

 得点圏打率も.359を記録するなど、勝負強さも光った岸田は、8月30日の阪神戦で初めて巨人の4番を任された。

「試合の直前に知らされてビックリしました。ただ、試合ではあまり意識せず、普段通り打席に入れたように思います」

 そう振り返る試合で3安打を放ち、チームを勝利に導いた。しかし、そんな活躍にも満足せず、2026年シーズンはさらなる飛躍を誓う。

「昨年は自分が思った以上の成績を残せて自信につながりましたが、『さらに上を目指さないといけない』という思いも芽生えました」

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