【プロ野球】中田翔が感じたセ・パの野球の違いとは? 海外挑戦を発表した岡本和真、中日で期待の主砲候補にはエール (2ページ目)
【セ・リーグとパ・リーグの野球の違いとは?】
――翌2017年はWBCで活躍しましたが、シーズンは苦しみました(打率.216、16本、67打点)。同オフにFA権を取得するも、それを行使せず、日本ハム残留を決断します。その理由を聞かせてください。
「球団やファンのみなさんの想いが本当にありがたくて、『また日本ハムの力になりたい』と思ったからです。
今年も多くの選手がFAで移籍しましたが、選手にとってはその先の野球人生に関わる決断ですから、さまざまなことを考えなければいけません。移籍先が決まるまでは、時に不安を感じながら、選手は各球団や代理人とのやりとりに追われるなど神経をすり減らし、忙しい日々を過ごすんじゃないかと思います」
――しかし2021年シーズンの途中、チームメイトとのトラブルがあり出場停止処分が科され、無償トレードで巨人に移籍することになります。
「謹慎を言い渡されてからは自宅から一歩も出ず、さまざまなことを自問自答しながら、今後の野球人生について考えていました。3週間くらい経った時に、栗山監督から連絡があって、巨人への移籍を告げられました」
――巨人はどんなチームでしたか?
「素晴らしいチームメイトが揃う最高のチームでしたね。ただ、長く築かれてきた伝統、『勝つのが当たり前』という雰囲気が漂っていて、大きなプレッシャーを感じる場面もありました」
――移籍2年目の2022年には、不調の岡本和真選手に代わって巨人の4番を務める時期もありました。特別なものを感じましたか?
「当時は、本来4番を務める(岡本)和真の不調による"代役"でしたから、周囲から言われるほどのプレッシャーを感じることはありませんでしたね」
――今オフ、岡本選手が海外に挑戦することが発表されましたね。
「和真は打球の飛距離と確実性を備えた本当にすごい打者ですし、『絶対にMLBで活躍してほしい』と思っています。実際に移籍が決まるまでは不安を感じていると思いますが、決まったらケガをせずに頑張ってもらいたいです」
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