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【プロ野球】ヤクルト・奥川恭伸が笑顔で振り返る充実の1カ月半「来年は阪神戦の悔しさを晴らしたい」 (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya

 チーム練習が終わると、球場内の室内ブルペンで、同学年の石原勇輝や、年下の坂本拓己とともに談笑しながらピッチング。奥川は「次はチェンジアップからのスライダー」と坂本の球種を言い当てるなど、野球を存分に楽しんでいた。

【現時点では筋量アップがテーマ】

 ウエイトルームから出てきた奥川を見て、「こんなに分厚い体だったかな?」と思い、なかでも二の腕の太さに驚いて「今、トレーニングを終えたばかりだからですか?」と尋ねたことがあった。

「今日は下半身のメニューで、上半身はやっていません(笑)。スクワットをメインに、8回×8セットとけっこうなボリュームでした。それをしっかりこなして、筋量を増やせるように頑張っています。

 このキャンプが終われば、2月、3月と開幕に向けてトレーニングの方向性も少しずつ変えていくつもりです。とにかく、現段階では筋量アップがテーマなので、スクワットもベンチも、そのほかの細かい種目も含め、楽しくトレーニングできています」

 現在の体重は、90キロにいくかいかないかだという。

「体重はもうちょっとあっていいかなと思いますが、そこはトレーニングして、栄養をしっかり摂っていくなかで増えればいいなと。増やそうというより、『やることをやっていれば勝手に増えるでしょう』というイメージですね」

 来年2月に向けては、「もちろん今より体も大きくしたいですし、出力も上げたい」と、すでに明確なイメージを描けている。

「これも今年1年やってみて感じたことですが、春のキャンプでの投球量が、やはり少なかったのではないかと思っています。先ほどもお話ししたとおり、投げ込んだほうが自分の状態はいいと感じました。来春のブルペンからどんどんアピールできるよう、しっかり投げ込める準備をこのオフにやろうと考えています。来年は"元気に、大きく、強く"です(笑)」

【阪神戦の悔しさを晴らしたい】

 奥川にはケガのイメージがついてまわるが、今年は春季キャンプで数日間の離脱があったものの、シーズン、フェニックス、秋季キャンプを完走した。復活の年となった昨年も、フェニックス、松山キャンプを最後までやりきった。

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