【部活やろうぜ!】西武・西川愛也「部活っておもしろいことしかないんですよね。しんどいですけど」 (3ページ目)
【部活で大切なことを学び、プロとして活躍する今がある】
「バッティングで言えば、波を減らしたいのが一番ですね。いい時と悪い時の差が、僕は結構激しいほうなので。1番バッターにそんなに波があったら、チームの波も大きくなってくるので。なるべく高い位置で、波が少なくというのを目指したいと思っています」
今季は自身初の二桁本塁打を記録し、打者として順調に進んできている感覚もある。
「ホームランは打ちたいですけど、僕には狙って打てるものではないので。ヒットの延長線上がホームランという感覚です。そのなかでも長打が少しずつ増えてきているのは、僕の理想とするバッター像に少し近づいてきているかなと思いますね」
甲子園を沸かせた頃から、着実に成長している。高校時代に大切なことを学び、プロとして活躍する今がある。
「部活っておもしろいことしかないんですよね。しんどいですけど」
西川は愛くるしい笑顔を浮かべると、長い廊下を歩いていった。
(了)
西川愛也(にしかわ・まなや)
1999年6月10日生まれ、大阪府出身。181センチ・90キロ、右投げ/左打ち。外野手。大阪府堺市の浜寺ボーイズから、埼玉県の花咲徳栄高等学校に入学し、甲子園には3度出場した(2年春、2年夏、3年夏)。3年夏は甲子園の決勝戦で3安打4打点を記録し、同校初、埼玉県勢史上初の優勝に貢献。高卒で埼玉西武ライオンズにドラフト2位で指名された。高校時代に負ったけがの影響で、プロで活躍するまでに時間を要したが、8年目の2025年シーズンに開花。パ・リーグ4位の134安打と同3位の25盗塁を記録した。
著者プロフィール
中島大輔 (なかじま・だいすけ)
2005年から英国で4年間、当時セルティックの中村俊輔を密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『山本由伸 常識を変える投球術』。『中南米野球はなぜ強いのか』で第28回ミズノスポーツライター賞の優秀賞。内海哲也『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』では構成を担当。
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