【プロ野球】ソフトバンクがCSで戦いたくないチームは? OB攝津正が日本ハム、オリックス、楽天の警戒すべき選手を語った (2ページ目)
――日本ハムで警戒すべきバッターは?
攝津 フランミル・レイエスです。ホームランが脅威ですし、チャンスにも強い(得点圏打率.356/9月18日時点。以下同)。あと、郡司裕也に嫌なイメージがあります。数字だけ見ると、ソフトバンク戦では打てていないのですが(打率.194)、すごく粘るんです。ピッチャーは粘られると嫌ですし、日本ハムは長打があるバッターが多いので、粘られた後に気が抜けて一発を食らう、なんてことも警戒しなければいけません。
それと、最近はリリーフがいい。上原健太がいいですし、金村尚真も2イニングくらい投げてきますからね。柳川大晟の離脱が痛いと思いますが、齋藤友貴哉がいますしね。
――CSで日本ハムと対戦する場合、勝つためのポイントは?
攝津 これはどこと対戦する場合もそうですが、何より初戦です。仮にソフトバンクが1位であれば1勝のアドバンテージがあるので、初戦を取れたら一気に有利になります。あと、ソフトバンクの場合は先発が試合を作れるか、だと思います。先発が最少失点で6回くらい投げてくれれば、後ろのピッチャーがいいので勝ちが見えてきます。
その点でもモイネロは心配ですが、シーズン中の登板はまだあると思いますし、CSまで期間もある。その間に調整してくれればいいですけどね。
【可能性がある、オリックス、楽天も分析】
―― 一方、CSでオリックスと対戦するとなった場合、警戒すべき選手は?
攝津 野手であれば、西川龍馬、太田椋、頓宮裕真、中川圭太あたりじゃないですか。9月の上旬に復帰した森友哉はまだ調子は上がっていませんが、技術が高い選手なのでハマったら怖いです。ソフトバンクはチームとしてオリックスを圧倒していますが(対戦成績:15勝3敗2分け)、個々で見ていくと怖いバッターが多いので油断はできません。
ピッチャーで言えば宮城大弥です。今シーズンはソフトバンク戦で2試合しか投げていませんが、打てていません(対ソフトバンク戦:防御率1.20)。すごく状態がいい、という感じではないんですけど、打ち取る術を持っているというか......。それと、戦列に復帰している山下舜平大の存在も不気味です。状態がよければそう簡単には打てませんからね。
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