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【プロ野球】セ・リーグも2027年からDH制導入へ 小笠原道大が考える「指名打者に向く選手」とは (2ページ目)

  • 水道博●文 text by Suido Hiroshi

── セ・パ交流戦導入の2004年以降、全20度でセの優勝は5チームだけ。同年以降、日本シリーズもセの日本一は6度だけとパ・リーグが圧倒しています。

小笠原 パ・リーグの本拠地球場ではセ・リーグがDHを使えますが、セ・リーグの本拠地球場ではパ・リーグがDHを使えません。だから、DH制度の有無だけで優劣を語ることはできないのではないでしょうか。

【DH候補は外国人、ベテラン、それとも...】

── 1975年から始まったパ・リーグの「DH」の顔ぶれを見て、どう思われますか? 代打の切り札から1試合4打席立って力を発揮した高井保弘さん(元阪急)、アキレス腱の痛みを抱えていた時にDHで救われた門田博光さん(元南海ほか)、投打二刀流の大谷翔平選手(日本ハム)らが名を連ねています。

小笠原 日本ハム時代のチームメイトで、4打席連続アーチを放ち、1997年に本塁打王のタイトルを獲得したナイジェル・ウィルソン選手、スイッチヒッターとして2004年に本塁打王となったフェルナンド・セギノール選手が特に印象深いですね。他チームでは、シーズン55本塁打を放ったアレックス・カブレラ選手(元西武ほか)の活躍も強烈でした。

── 今年のセ・パ交流戦を振り返って、DHに入ったなかで印象に残った選手はいましたか。

小笠原 いま挙げた選手たちと比べると、少し寂しい気がしますね(笑)。結果的にセ・リーグでは、DH起用法がいくつかに分類されていました。ひとつ目は、サンドロ・ファビアン選手(広島)やドミンゴ・サンタナ選手(ヤクルト)のような外国人選手。ふたつ目は、中山礼都選手(巨人)、糸原健斗選手(阪神)、川越誠司選手(中日)のように、打撃力を生かしたい選手です。

 3つ目は坂本勇人選手(巨人)、筒香嘉智選手、宮?敏郎選手(いずれもDeNA)、大島洋平選手(中日)のようなベテラン選手。4つ目は大城卓三(巨人)、戸柱恭孝、松尾汐恩(いずれもDeNA)、坂倉将吾(広島)、石橋康太(中日)のように、ポジションがひとつしかない捕手たちです。もちろんチームによって、DHの使い方はそれぞれだと思いますが、個人的には本塁打を狙える外国人がいいと思います。

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