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高木豊の助っ人通信簿【パ・リーグ編】チームをけん引している「優良」外国人選手は?  (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

◆楽天【野手△/投手△】

マイケル・フランコに期待しているのは単打ではなく長打(長打率.307)。ランナーをかえす役割を求めていると思うのですが、それに応えられていません(得点圏打率.231)。エスコンフィールドでよく打つ印象がありましたが、今年はそこでも打てていません(打率.190)。あと、スタメンで出ない試合もあるじゃないですか。3年目ですが、助っ人として物足りない部分がいろいろあります。

 投げるほうでは、スペンサー・ハワードがいいですね。来日初登板のロッテ戦で7回無失点と好投しましたが、コントロールがいいですし、ストライクゾーンで勝負できます。まだ1試合ではありますが、投げるテンポもいいから野手も守りやすいんじゃないですか。今後の登板も期待できます。

 ミゲル・ヤフーレは久しぶりにソフトバンク戦(5月18日)で先発しましたが、ハワードに刺激を受けたのか、いいピッチングでした。打たせて取るタイプですし、フォアボールで崩れる心配もない。これからハワードと一緒に先発ローテーションで頑張ってくれたら大きいですよ。2人とも登板数が少ないので△ですが、今後の活躍が期待できます。

 ニック・ターリーは球威はあるのですが、制球難が課題。昨年も状態が悪かったですが、それが改善されていませんし、開幕早々に2軍降格ですからね。評価が難しいです」

<評価対象となった助っ人の成績>

(野)フランコ 38試合 打率.237 1本塁打 7打点 出塁率.285 OPS.592

(投)ハワード 1試合 1勝0敗 防御率0.00 QS率100.0

(投)ヤフーレ 2試合 0勝0敗 防御率0.00 QS率50.0

(投)ターリー 2試合 0勝0敗 0ホールド0セーブ 防御率6.75

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