高木豊の助っ人通信簿【セ・リーグ編】 4段階で高評価、厳しい評価の球団は? (5ページ目)
◆ヤクルト【野手◎/投手☓】
「ホセ・オスナはこれまでのシーズンと変わらず一生懸命やってくれています。村上宗隆をはじめ故障者が多いなか、『自分が打たなければ』という気持ちは強いでしょうし、かかる比重は相当大きいはず。それと、オスナの場合は実績があって、シーズントータルの数字を持っています。シーズンの戦い方もわかっているでしょうし、ある程度の数字は残してくれるだろうという期待もこめて〇です。
ドミンゴ・サンタナは出だしで少しつまずきましたが、状態を上げてきたのはさすがです。サンタナもオスナと同様に実績がありますからね。
投手のピーター・ランバートは球威はあるのですが、1イニングに3暴投したり、コントロールが不安です。つかみどころがないピッチャーなんですよ。いい感じで投げているのかどうかもわかりませんし。ヤクルトは先発の台所事情が苦しいですから、もう少し安定してほしいところです。
マイク・バウマンは6回登板(投球回は5.1)して3本ホームランを打たれています。真っすぐを狙って打たれているというか、簡単に打たれてしまっているので、もう少し慎重さがほしいです。ペドロ・アビラはまだ1回先発しただけですが、初回以外は安定していましたし、球種が多彩で特に落ち球がよかった。次のピッチングに期待できます」
<評価対象となった助っ人の成績>
(野)オスナ 36試合 打率.261 2本塁打 16打点 出塁率.309 OPS.657
(野)サンタナ 36試合 打率.308 3本塁打 10打点 出塁率.404 OPS.842
(New/投)ランバート 5試合 1勝3敗 防御率3.29 QS率60.0
(New/投)バウマン 6試合 0勝1敗 0ホールド0セーブ 防御率6.75
(New/投)アビラ 1試合 0勝1敗 防御率1.50 QS率100.0
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