梶谷隆幸が高森勇旗に明かす巨人移籍の真相 「ベイスターズひと筋で終わったほうが美しいとは思うんだけど...」 (4ページ目)
高森 それなら大丈夫だ。"何かを極める"というプロセスには、もちろんうまくいかないストレスがあっても、「最初はうまくいかない」と思える耐性があるということ。カジはその経験値をものすごく持っている。ヒザは悪くても、体力だってまだ十分にある。なんだってやれるよ。
梶谷 これから何をやるにもラクな道はないと覚悟はしているよ。ただ現役の時と考え方は同じで、「現状維持のままでいいや」と思ったら、その瞬間に終わる。たぶんすべてが衰えるんだよ。ずっと何かに挑戦していきたいし、戦っていたい。つらいこと、たくさんあると思うけど、つらい方を選んだほうが、結果的に人生は楽しいんだと思うしね。
高森 いいね、最高だよ。本当に野球をやり尽くして燃え尽きたからこそ、次のステージに行くにはもう一回気持ちを入れるカロリーが必要だぞ。カジ、燃えてるか?
梶谷 メラメラだわ。メラメラに燃えているよ。
梶谷隆幸(かじたに・たかゆき)/1988年8月28日生まれ。島根県出身。開星高から2006年の高校生ドラフト3巡目で横浜ベイスターズから指名を受け入団。13年に16本塁打を放ちブレイク。14年に39盗塁をマークして、盗塁王のタイトルを獲得。20年オフにFA宣言し、巨人に移籍。21年は開幕からレギュラーとして結果を出していたが、7月に死球を受けて右手甲を骨折。9月には椎間板ヘルニアの手術を受けるなど、61試合に出場にとどまった。24年シーズンは開幕スタメンを果たし、ライト守備であわや逆転のピンチを救う超ファインプレーで勝利に貢献するも、ケガには勝てず現役引退を決断した。
高森勇旗(たかもり・ゆうき)/1988年5月18日生まれ。富山県出身。中京高(岐阜)から2006年の高校生ドラフト4巡目で横浜ベイスターズから指名を受け入団。09年にイースタン最多安打を記録し、プロ初安打も記録。12年に戦力外通告を受け引退。翌年よりデータアナリスト、ライター、イベントディレクターを経て、現在は企業のエグゼクティブコーチングを行なう「株式会社HERO MAKERS.」の代表取締役を務め、一部上場企業を含む30社以上の企業変革に関わる。著者に、『俺たちの戦力外通告』(Wedge出版)、『降伏論』(日経BP)、『勇気が出る旅』(ワニ・プラス)がある。
降伏論―「できない自分」を受け入れる
★うまくいかない
★結果が出ない
★ついてない
すべてあなたの「決定」の結果である
「心が抵抗すること」をやってみよう。
これまでの人生で起こるはずのなかったことが起こりだす。
普通に生きているだけでは、「パフォーマンスを上げる」「成功する」などは無理だと、著者の高森勇旗さんはいいます。
では、どうしたらできるようになるでしょうか。
それは、これまでの自分の努力をあきらめて、「自分は無能である」ということを徹底的に受け入れることからはじまると言います。
それができたら、半分達成したようなものです。
大切なのは、「いつもやっている行動」をいろんな物理的なしくみで(この本にさまざまな方法が載っています)変えること。
「今日はランニングやめておこうか」と思った時点でランニングシューズに履き替えてみる
何かをはじめようと思ったその時点ですぐに予約をする
など、強制的にやってみると、それまでとは違う人生にひょいっと変わることでしょう。 いつもと違う選択をする”だけ”で、これまでとは違った景色が見ることができます。 希望に満ちた、おもしろい人生を手に入れるために、ぜひこの本を役立ててください。
価格 ¥1,760(本体¥1,600)
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著者プロフィール
村瀬秀信 (むらせ・ひでのぶ)
1975年生まれ。神奈川県出身。茅ケ崎西浜高校野球部卒。主な著書に『止めたバットでツーベース 村瀬秀信 野球短編自撰集』、『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ 涙の球団史』、『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』など。近著に『虎の血 阪神タイガース、謎の老人監督』がある。
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