DeNAオースティンが今も誇る田中将大から放ったホームラン 「最高の人間から打ったからこそ特別な意味がある」 (3ページ目)
オースティンと田中の直接対決。最初の2打席はセンターフライに打ちとられた。しかし、0−0で迎えた6回の第3打席、オースティンはカウント1−2から強振すると、打球は左中間スタンドに飛び込む先制のホームランとなった。
マウンド上の田中は悔しそうな表情を浮かべたが、オースティンは無表情のままダイヤモンドを一周した。試合前の笑顔とは対照的に、ふたりは目を合わせることはなかった。
「あれは日本に来てから最も誇りに思うホームランです」とオースティンは語る。
「最高のピッチャーであり、最高の人間である彼から打った一発だからこそ、特別な意味があります。尊敬しているからこそ、彼から打ちたかったんです」
試合はその後、楽天が追いつき1−1の引き分けで終わった。
その後、ふたりの対戦はなかったが、今季から同じリーグのライバルとしてプレーする。オースティンは2年連続首位打者獲得に挑み、田中は日米通算200勝を目指す。
しかし8日の巨人戦を前に、オースティンは下半身のコンディション不良により、登録抹消となった。とはいえ、同一リーグでプレーするふたりの今後の直接対決の可能性は大いにある。DeNAと巨人の戦いから目が離せない。
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著者プロフィール
ブラッド・レフトン
1962年、米ミズーリ州セントルイス生まれ。地元ラジオ局で大リーグ取材に携わった後、92年ミシガン大学で修士号取得。その後、NHKの番組制作に携わるため来日。96年に帰国。現在、日米両国の雑誌やテレビでフリージャーナリストとして活躍中。日本人メジャーリーガーや日本でプレーする外国人選手の取材を積極的に行なっている。
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