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【プロ野球】緒方孝市がセ・リーグの順位を予想 チーム力が増して上位にきそうなチームは? (4ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo

【6位予想:中日】

――最下位は中日と予想されました。

緒方 昨季まで立浪和義監督が鍛え上げた選手が力をつけてきていますし、井上一樹監督の1年目で「さぁ、ここから」という気持ちがあると思いますが、やはり抑えのライデル・マルティネスが抜けたことが大きなマイナスです。もちろんマルティネスが抜けてもピッチャー陣は強力なのですが、僅差の試合をしっかりと勝ち切れるのかどうか。そんな試合が昨季よりも大幅に減ってしまうのではないか、と心配になるほど絶対的な存在でしたから。

――打つほうでは、期待していたジェイソン・ボスラー選手や福永裕基選手が開幕前に離脱してしまいました。

緒方 上位打線で考えていた選手たちでしょうし、開幕にいないのは痛いです。昨季は広島と同じように、得点力不足に悩まされていましたからね。ただ、広島の場合は先ほどお話したように、新外国人選手や若手が野手陣を底上げしていてプラス要素がありますし、ピッチャー陣の層も全体的に厚みを増しています。一方で中日は、中継ぎ、抑えの顔ぶれが大きく変わっていませんし、何よりマルティネスが抜けた。そこの部分を今の打線でカバーしていけるのかと考えたときに、ちょっと苦しいのかなという印象です。

>>緒方孝市が今季の広島を分析 ルーキーや新外国人たちへの期待、課題の得点力不足について語る

【プロフィール】

緒方孝市(おがた・こういち)

1968年生まれ、佐賀県鳥栖市出身。1986年に広島東洋カープからドラフト3位で指名され入団。2008年まで主に外野手として活躍し、盗塁王のタイトルを3度、ゴールデングラブ賞を5年連続で受賞した。2009年に現役を引退後、コーチとして後進の指導。2015年に監督に就任すると、2016年から18年にかけてチームを球団史上初の三連覇に導いた。2019年に退任後、野球評論家などで活躍中。

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著者プロフィール

  • 浜田哲男

    浜田哲男 (はまだ・てつお)

    千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界でのマーケティングプランナー・ライター業を経て独立。『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ系メディアで企画・編集・執筆に携わる。『Sportiva(スポルティーバ)』で「野球人生を変えた名将の言動」を連載中。『カレーの世界史』(SBビジュアル新書)など幅広いジャンルでの編集協力も多数。

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