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「このままじゃまずい...」 宮川哲、長谷川宙輝、柴田大地の3人が目指すそれぞれの下剋上 (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya

【サイドスロー挑戦がもたらした変化】

 長谷川はこのキャンプで、サイド気味に投げていた腕をまた少しだけ上げた。ソフトバンクから移籍してきた2020年は44試合に登板するも、「9年目でこれじゃまずいという気持ちが強いです」と、その後は思うような結果を出せないでいる。

「自主トレ中も、横で投げているつもりが上になっていたというか、今が自然の位置なのかなと。でも、サイドに取り組んだことはよかったですね。体の使い方も横で投げたことでハマる部分もありましたし、打者の反応も腕の角度で違うということもわかりました。去年に思い描いた投げ方とは違いますが、すごく自然に自分の球が投げられている気がします」

 キャンプでは、ブルペンで髙津臣吾監督から、左打者のインコースへ投げきることに対しての助言もあった。

「ずっと投げたいと思っていたのですが、今までは捕手が内に構えても外にいってしまうとか、そういうところが目立っていたんです。それでは捕手からも信頼されません。監督には『左の内にいく時はキチキチにいかずに、ベースを二分割にして左打者側の半分に投げなさい』と教えていただきました。そのことで気持ちがラクになったというか。自分はコントロール投手じゃない、そこを求めるべきじゃない。そこをあらためて気づかせてもらえました」

 実戦では「カウント負けしないようになったのも収穫でした」と手応えを感じ、詰めていきたいことは「やっぱり自分を信じる力ですね」と言った。

「技術が一番ですけど、ひとつダメになった時に、それを直そうとして2つ、3つと崩れていくのが僕のパターンなので......自分の本能をもっと信じるというか、『ストライク入るかな』と自分と勝負せずに、バッターに対して『打ってみろ』という気持ちで挑んでいきたい。一軍では44登板が最多なので、今年は45試合以上に投げたい。最初はどんな場面でもいいので、一軍にい続けてたくさん投げたいです」

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