検索

「このままじゃまずい...」 宮川哲、長谷川宙輝、柴田大地の3人が目指すそれぞれの下剋上 (2ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya

「カーブとフォークの精度を高めようとするなかで、それがいい感じできています。23年シーズンは真っすぐの出力が下がっていたのですが、去年1年間で戻ってきました。一軍でしっかり投げることを目指して、それができれば数字はついてくると思っています。柴田は移籍してチャンスだと思うし、ハセ(長谷川)は左ですし、去年一軍でけっこう投げています。ファームで一緒にやってきた連中なので、みんなで活躍したいですね」

 柴田は強くて質のいい真っすぐとスプリットが武器で、昨年はカットボールを習得。ピッチングは向上し、二軍ではチーム最多となる40試合に登板して2勝1敗、防御率2.17。しかし、一軍では前述したように1試合の登板で終わっていた。

「11月の松山キャンプに行かないとなった時点で、現役ドラフトは覚悟していましたし、『(戦力外も)あるのかな』くらいに思って日々を過ごしていました。でも、練習はしっかりやっていこうと決めて、戸田の秋季練習でもブルペンに入りました。トレーニングでも体幹やお尻を鍛えて、今はいいキャッチボールができています。実戦でも投げる時のタイミングをつかみつつあって、ストライクの取れ方がいい感じなんです」

 新天地でのキャンプは、二軍の久米島(沖縄)スタートとなった。

「一軍、二軍でモチベーションを変えないように、下(二軍)でもしっかりアピールしようという気持ちに切り替えて、結果的に(金武の)一軍に上がれたのでよかったです。楽天ではヤクルトの時と同じようにやりやすい環境でやらせてもらっています。気持ち的にも、投げる時にも力みすぎず、自分のよさをしっかり出せればいいなと」

 24日の試合前練習では、ヤクルト投手陣から大歓迎を受けた。キャッチボールでは宮川と清水昇が「シュート回転しなくなった」など、うしろで見守っていた。

「宮川さんは去年からたくさんの助言をいただきましたし、ハセとはずっと仲良くしていて、本当に3人で下剋上できたらと思います。個人的には、去年二軍で40登板だったので、一軍でも同じくらい登板できるように。そこを目指しています」

2 / 4

キーワード

このページのトップに戻る