プロ6年目のブレイク 日本ハム・田宮裕涼は打てて、守れて、走れる「新スタイルの捕手像」を確立できるか (4ページ目)
そんな田宮に、尾島監督は託したいちょっとした"夢"があるという。
「あれだけ守れて、打てて、それに足も武器になるでしょう。そういうキャッチャーって、今までそんなにいなかったように思うんです。だからこの先もっと腕を磨いて、絶対的なレギュラーになって、『田宮タイプ』という新しいキャッチャー像を確立してほしいですね」
打てて、守れて、走れる──活気に溢れたプレースタイルの捕手が、いよいよ本格化し、プロ野球界に新たな風を吹かす。
著者プロフィール
安倍昌彦 (あべ・まさひこ)
1955年、宮城県生まれ。早稲田大学高等学院野球部から、早稲田大学でも野球部に所属。雑誌『野球小僧』で「流しのブルペンキャッチャー」としてドラフト候補投手のボールを受ける活動を始める。著書に『スカウト』(日刊スポーツ出版社)『流しのブルペンキャッチャーの旅』(白夜書房)『若者が育つということ 監督と大学野球』(日刊スポーツ出版社)など。
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