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攝津正は194cmのギータ2世について「ちょっと厳しい」ソフトバンク課題の長打力不足を補うのは誰か (2ページ目)

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • Photo by Sankei Visual

――ルーキーイヤーだった昨シーズンは、パ・リーグの新人では37年ぶりとなる「ふた桁本塁打&ふた桁盗塁」をマークしました。

攝津 そうですね。あと、打球が上がった時の長打率の高さが、チームでもトップクラスだったんじゃないかと記憶しています。ただ、ポジションでいうと、サードにはケガから復帰した栗原選手が入るでしょうから、入るところがないんですよね......。栗原選手の調子がよくなかったり、膝の状態次第では、もしかすると交互に起用したりすることもあるかもしれませんが。

 ただ、今のチームの打線は左バッターばかりになる問題もあるので、そう考えると、野村選手が入るといいのかなと思います。右バッターだと正木智也選手にも期待したいですが、守備がちょっと不安定ですかね。

――他に注目している若手選手は?

攝津 5年目で、キャッチャーの渡邉陸選手にも注目しています。バッティングはかなりいいですね。DeNAから嶺井博希選手が加入してキャッチャーも激戦ですが、面白い逸材だと思います。まだ一軍での経験が少ないので、まずは一軍の試合で経験を積むことが大事です。

 一軍のベンチに入ることができていれば、点差がついて勝敗が見えている試合などで出してもらえるでしょうし、そうやって経験を少しずつ積んで、リードも学んでいければいいと思います。

――"ギータ2世"と呼ばれている3年目の笹川吉康選手はどうですか?昨シーズンはウエスタン・リーグで、初ホームランを含む4本塁打をマークしました。

攝津 身長が194cm以上あって、いい体格をしていますが、現状ではちょっと厳しいですね。昨年は二軍の試合を何試合か見ましたが、バットにボールが全然当たらないんです。二軍のピッチャー相手に、昨シーズンは打率が2割に届かなかった(打率.195)。確かに豪快なスイングは魅力ですが、同じような三振を繰り返しているのが気がかりです。

 今年、柳田選手の自主トレに初めて参加したみたいですし、そこから何かのきっかけを掴んでくれていればいいですね。パワーがあることは間違いないですし、まずは二軍で結果を残すことだと思います。

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