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YouTubeで上原浩治やゲストの魅力を引き出すために。上田まりえ「野球に対する好きという気持ちが試されます」

  • 浜田哲男●取材・文 text by Hamada Tetsuo
  • 小嶋裕●撮影 photo by Kojima Yutaka

上田まりえインタビュー(後編)

(前編:「降板を相談したこともあります」。YouTube『上原浩治の雑談魂』の人気の理由とアシスタントしての覚悟>>)

 登録者57.6万人の大人気YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』でアシスタントを務める上田まりえさん。インタビュー後編は印象に残っている"神回"や、今後にやってみたい企画などを聞いた。

『上原浩治の雑談魂』のアシスタントとして意識していることを話した上田さん『上原浩治の雑談魂』のアシスタントとして意識していることを話した上田さん***

――雑談魂でのさまざまな企画の中で、上田さんが思う"神回"を教えてください。

上田 どの回も内容が濃すぎて選ぶのは難しいのですが......日本テレビの野球中継『DRAMATIC BASEBALL』とのコラボ(今年の開幕戦、3月25日の巨人vs中日と、9月10日の巨人vs中日)には特別な思いがあります。私は日本テレビのアナウンサー時代には野球中継に関わったことがなかったので、まさかこのような形で古巣の放送局の中継に関わることになるとは思っていませんでした。

 その時のゲストは工藤公康さんと高橋由伸さん。そこに上原さんと並ぶというだけでもすごいですよね。「私、ここにいていいのかな」と不安になりました(笑)。野球を好きになり始めた学生の頃の私が知ったらビックリすること間違いなしのみなさんとご一緒できてうれしかったです。

――そのコラボの時の上原さんの様子はいかがでしたか?

上田 すごく楽しそうでしたね。工藤さんは球界の大先輩ですが、同年代の由伸さん、髙橋尚成さんなどがゲストの時などは、上原さんの素がより出ているのを感じます。くだらないことでキャッキャと話している感じは、小学生や中学生の男子トークみたいですよ(笑)。

 ユニフォームを着たかっこいい姿はもちろん、ファンとしては上原さんとゲストのみなさんが普段どんな感じで話しているのか、その関係性なども見たいはず。ほとんど野球の話をしていない時もありますが、そんな姿が見られるのも雑談魂ならではだと思います。

 いつも私のヘアメイクを担当してくれている女性スタッフは野球をほとんど知りませんが、収録後に「すごくおもしろかったので、もう1回観たいです! 公開されたらチェックします!」と言ってくれることが多々あります。野球と接点がない方にそう言ってもらえるのは理想的。もちろん内容の軸は野球ですが、純粋に楽しい時間をシェアできることもこのチャンネルの魅力だと思います。

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