ティモンディ高岸宏行、二刀流チャレンジの実感。成瀬善久らコーチの指導に驚き「プレーに変化が出てきた」
ティモンディ インタビュー
高岸宏行編
済美高校野球部出身のお笑い芸人として知られ、芸能界屈指の速球派投手としてNPBの始球式を沸かせてきたティモンディの高岸宏行さん。今年7月、29歳でルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団し、翌月にプロ初登板。芸能界とプロ野球投手の"二刀流"に挑戦するに至った経緯や、プロとして登板した3試合などを高岸さんに振り返ってもらった。
ティモンディの前田裕太さん(左)と高岸宏行さんこの記事に関連する写真を見る***
――栃木ゴールデンブレーブスへの入団、その後のプロとしてプレーを振り返っていかがですか?
高岸:栃木さんからオファーをいただいたのは、今年6月の中旬頃でした。シーズン途中の加入にも関わらず、選手や首脳陣、地域のみなさんも温かく迎え入れてくださったことに感謝しています。「今の自分ができる最大限のパフォーマンスは出しきれたかな」と思っていますし、すごく充実したシーズンを過ごせました。
――来季の契約については?
高岸:これからの話になりますが、僕自身としては「来季もチームの一員になれるのであれば、ぜひチャレンジしたい」という気持ちでいます。オフシーズンもしっかり体を作って、チームに貢献できる準備をしておきたいです。
――東洋大学3年時に野球を離れ、29歳でのプロ挑戦。高岸さんが「再び野球をやってみよう」と思ったきっかけは?
高岸:大学3年の時にケガの影響でボールが投げられなくなったあとは、3年くらい野球から離れていました。ですが、(事務所の先輩のである)サンドウィッチマンさんの草野球チームの試合に参加させてもらった時に、「また投げられるかもしれない」と思った自分がいました。
今思うと、そこが「野球人に戻った瞬間」になるのかもしれません。その後も、「何歳からでも成長できる」というメッセージを伝えるために続けてきたトレーニングが、プロの試合にもつながったことがうれしかったです。
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