2022.07.25

「立浪世代」でベストオーダーを組んでみた! 甲子園を沸かせた精鋭たちが大集結

  • 新田光●文 text by Nitta Hikaru
  • photo by Sankei Visual

プロ野球「世代別」ベストオーダー〜立浪世代編

 プロ1年目から中日の遊撃手のレギュラーとして活躍した立浪和義を中心とする精鋭たちが切磋琢磨したこの世代(1969年4月2日〜1970年4月1日)。新人王には、立浪のほか、?村祐、久慈照嘉など、入団して早い段階から活躍した選手が多い。また、高校時代にプロから高い評価を受けていた選手も多く、ハイレベルな競争が繰り広げられてきた。「立浪世代」のベストオーダーは?

日米通算106勝をマークした伊良部秀輝日米通算106勝をマークした伊良部秀輝 この記事に関連する写真を見る

メジャーでも活躍した快速右腕

【先発】伊良部秀輝(ロッテ、ヤンキース、エクスポズ、レンジャーズ、阪神)

 1992年のパ・リーグ新人王の髙村祐、技巧派左腕の野村弘樹など、実力者が揃うが、エースは快速右腕・伊良部秀輝に託したい。尽誠学園からドラフト1位でロッテ入り。ルーキーイヤーから一軍のマウンドに立った伊良部は、チーム状況が苦しいなか投手陣の中心として活躍。西武・清原和博との両者一歩も引かない真剣勝負は「平成の名勝負」として、ファンの心を熱くした。

 メジャー移籍後はアジア人初となるワールドシリーズチャンピオンに。「和製ノーラン・ライアン」は海を渡ってからも豪速球を武器に躍動した。2003年には阪神と契約して日本球界に復帰。この年、13勝を挙げてチーム18年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。

NPB通算成績:273登板/72勝69敗11セーブ/防御率3.55
MLB通算成績:126登板/34勝35敗16セーブ/防御率5.15

【中継ぎ】盛田幸妃(大洋、横浜、近鉄)

 函館大有斗高校からドラフト1位で大洋(現・横浜DeNA)入り。入団5年目の1992年にシーズン途中に先発から中継ぎに転向。その年、大半がリリーフでの登板だったが、規定投球回に達し、最優秀防御率のタイトルを獲得した。シュートを武器にした強気の投球で、落合博満をはじめとする並みいる強打者を手玉にとった。

 1998年にトレードで近鉄に移籍。その後、脳腫瘍が見つかり戦線離脱を余儀なくされるも、2001年に34試合の登板を果たし、リーグ優勝に貢献。カムバック賞を受賞したが、翌年現役を引退。2015年に転移性悪性腺腫のため45歳の若さでこの世を去った。

通算成績:345登板/47勝34敗29セーブ/防御率4.05

【抑え】斎藤隆(大洋、横浜、ドジャース、レッドソックス、ブレーブス、ブルワーズ、ダイヤモンドバックス、楽天)

 世代No. 1の112勝、139セーブに加え、登板数も741と圧倒的な数字を残している。ドラフト1位で大洋に入団した斎藤隆は、プロ2年目からローテーション入り。とくに優勝した1998年、99年は勝率が高く「負けない投手」として信頼の厚い先発投手だった。

 そんな斎藤が抑えに転向したのは、高校・大学の先輩である佐々木主浩のメジャー入りがきっかけだった。2001年に27セーブを挙げると、翌年も20セーブ。そして2006年からは自身も活躍の場をメジャーに移し、84セーブを挙げるなど活躍した。

NPB通算成績:403登板/91勝81敗55セーブ/防御率3.75
MLB通算成績:338登板/21勝15敗84セーブ/防御率2.34