42歳・久保康友が無給で独立リーグのマウンドに上がる理由。「仕事やお金がなくなっても死ぬわけじゃないし...」 (4ページ目)
NPB通算97勝をマークしている久保康友この記事に関連する写真を見る もちろん、久保の言を借りれば、久保の人生と自分の人生を比べる必要もない。しかし、久保の言葉には息苦しく暮らす人間の肩をほぐすような、不思議な魔力があった。
今季の久保は、関西独立リーグでプレーしながら海外でのプレーを模索し続けるという。狙っている国を聞くと、久保は視線を宙に向けてこう答えた。
「ヨーロッパもあるし、コロンビアとか中南米もあります。自分に合ったレベルでできればいいですね。オファーがあればいつでも行けるようにしたいですけど、2年間投げてないからなぁ。自分から行って見てもらうくらいのことをしないとアカンかな、と思っています」
久保康友のマウンド姿は、NPBを目指す若い選手にとって生きた手本になるだろう。それと同時に、久保の軽やかな生き方に救われる野球ファンもいるに違いない。
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