猛バッシングからの大歓声も。新井貴浩など現役晩年に古巣に戻って輝いた男たち (5ページ目)

  • 紙井昇●文 text by Kamii Noboru
  • photo by Kyodo News

 復帰2年目の2016年の4月26日に、2000本安打を達成。さらに8月2日に通算300号本塁打を放つなど、4番の役割をまっとう。最終的に132試合に出場し、打率.300、19本塁打、101打点の好成績を残し、広島の25年ぶりの優勝に貢献したこの活躍で、史上最年長となる39歳でのリーグMVPを受賞。上記に述べた安打と本塁打の通算記録達成に加え、優勝達成、MVP受賞という最高のシーズンとなった。

 そこから2年現役を続け、チームの3連覇を見届け、2018年に引退。愛する古巣で最高の景色を見て、ユニフォームを脱いだのだった。

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