盟友・大石達也が語る斎藤佑樹の素顔。「どんなに叩かれてもマウンドに上がることをあきらめなかった」 (4ページ目)

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke
  • photo by Sankei Visual

 大石から見ると、普段の斎藤は仲間思いで、優しいヤツだった。あんなにスーパースターと騒がれながら、尖ったところがまるでない。むしろ、穏やかな男だった。

 それがマウンドに上がると、表情は冷静ながら、内面は燃え上がっているように映った。相手打者の胸の内を読み、振ってこないと見れば、ど真ん中に投げ込んでいく。大胆不敵な男だった。

 10月17日のオリックス戦。本拠地の札幌ドームで、斎藤は現役ラストのマウンドに登る。

「最後なので、体はボロボロでしょうけど、斎藤らしく思いきり投げてほしい」

 野球に対して常に真剣に向き合ってきた盟友が、投手人生の最後、札幌ドームのマウンドに上がる。大石は、その勇姿を楽しみにしている。

◆集英社ムック
『Sportiva TOKYO 2020 オリンピック 総集編』好評発売中!

発売日:8月23日
定価:1760円(本体1600円)

【内容】

●Medal獲得数は58個!
日本人メダリストを紹介

●ニッポン野球の底力!
侍ジャパン、歓喜の金

●サッカー U-24日本代表
本気で金メダルを狙った男たち
「史上最強」ゆえの涙

●前代未聞のオリンピックが開幕するまで
険しすぎた道のり

以上のほか、必読の特集が満載。永久保存版の1冊‼

購入はこちらから

‣Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4081023336

‣セブンネット
https://7net.omni7.jp/detail/1107224540

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る