谷繁元信がパ・リーグ後半戦、6球団の戦力を分析。優勝争いで注目の選手は? (4ページ目)
暴力事件を起こした中田翔が8月20日、無償トレードで退団。得点力がリーグで最も低い打線は、立て直しが急務だ。
「打線は"中心"(クリーンナップ)からつながるものですが、中心がないから全部が切れる。つながってないというか、"打線"になっていないですね」
打線に中核を作ることは、来季やそれ以降を見据えても不可欠になる。
「近藤(健介)に4番を任せたこともありましたが、仕方なく4番に入れているようにも見えます。もともと4番というタイプではないですから。野村(佑希)あたりを中心に据えて、成長させていくことも考えの中にあっていい。
そのほかに、可能性を感じる選手のひとりが万波(中正)。楽しみのひとつとして、"こういう選手が出てきてくれたら面白い"と見ていきたいひとりです」
昨季最下位だったオリックスが奮闘し、上位4強の混戦が続くパ・リーグ。それぞれシーズン途中に新戦力を補強し、弱点を埋めにきている。シーズン終盤の最終コーナーに入るまで、熾烈な優勝争いが続きそうな気配だ。
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