「自分は何をしているんだろう」。楽天・早川隆久は同世代の活躍にヒントや力をもらった (4ページ目)
甲子園、大学球界で自身を磨いてきた男は、今も視座が高い。目指す先へたどり着くためには、一歩ずつ目標をクリアし、徐々にステージを上げていくことが必要だ。そのためにもプロ1年目の今年、先発陣のひとりとしてチームに貢献することが大きな一歩になる。
「チームは本当にいい形で前半戦を終えられているので、そのままもう1回、後半戦の最初から勢いをつけられるような投球をしていきながら、そのままシーズンを終えてリーグチャンピオンになって、ポストシーズンをしっかり勝ち抜いて日本一をとれるように。自分もコンディション不良とかにならないように。常にいろいろなアンテナを高くしながら、自分もレベルアップして優勝できればと思います」
◆山本昌が早川隆久の活躍に太鼓判「大野雄大のルーキー時代より数段上」>>
前半戦に快進撃を見せたルーキーは、シーズンが佳境に向かうにつれて、どんな投球を見せていくのか。この夏、同世代に受けた刺激を力に変えて、目の前の大きな仕事を果たす覚悟だ。
【profile】
早川隆久(はやかわ・たかひさ)
1998年7月6日生まれ、千葉県山武郡出身。木更津総合高校時代は2年春、3年春、3年夏と甲子園に3度出場する。早稲田大学に進学後、2020年のドラフト会議で4球団から1位指名を受けて楽天に入団。2021年3月28日、開幕カード3戦目の日本ハム戦で初先発・初勝利を飾る。180cm、76kg。
【写真】早川隆久投手と山本昌氏のスペシャル対談
4 / 4