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巨人では抑えのエース。河原純一が
NPBと独立リーグのギャップを語る (3ページ目)

  • 広尾晃●文 text by Hiroo Koh
  • photo by Hiroo Koh

── 今年のチームをどう評価していますか。

「独立リーグは毎年戦力が変わります。新しい選手が多いのでなんとも言えない部分がありますが、とにかくひとりでもいいからNPBに進めるような選手を輩出したいです。投手では大卒(長崎国際大)1年目の菅原誠也がいいですね。プロの一軍として見ればまだまだですが、体力やパフォーマンスなど、なかなか面白いと感じています」

── 2019年に就任した小田幸平ヘッドコーチ、白根尚貴コーチとは、どのような役割分担をされていますか。

「白根には野手を任せています。彼はまだ若いし、僕と同じく指導者として頑張ってくれると思いますが、今は勉強の時でしょう。彼を指導者として育てることも、僕の仕事だと思っています。小田は巨人、中日でも一緒にやっていたので気心がしれていますし、信頼感があります。独立リーグのコーチはふたりで、基本は投手担当と野手担当になります。なので、捕手を専門的に教える人がなかなかいないんです。

 独立リーグの指導者で捕手経験があるのは、小田以外では徳島(インディゴソックス)の駒居鉄平ヘッドコーチぐらいでしょうか。だから、独立リーグの捕手は教える人がいないからかわいそうだなと思っていました。うちも小田が来て、すごく助かっています。リードや守備だけでなく、捕手としての心構えなど、多岐にわたって教えてくれています」

── また、子どもたちへの「野球教室」はもう4年も続いています。

「監督を引き受ける時に、それをやらせてもらうことを条件にしました。一人でも多く、愛媛の子どもたちを野球好きにしたい。それも目標のひとつですね」

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