2020.02.28

ヤクルト高津監督が語る奥川恭伸起用
「勝つための大きなピースになる」

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Koike Yoshihiro

 ヤクルトの春季キャンプ。高津臣吾新監督の第一印象は「"動"の監督だな」だった。高津監督自身「選手に寄り添う監督になりたいですね」と話すように、厳しい視線で選手たちを眺めているかと思えば、まるで友達のように選手たちと談笑する姿も見られた。はたして、昨年最下位のチームをどのように立て直し、指揮を執っていくのだろうか。

今シーズンからヤクルトの指揮を執る高津臣吾監督―― 昨秋の宮崎フェニックスリーグ、松山キャンプ、今回の春季キャンプと天気に恵まれました。しかし、ここにきて村上宗隆選手をはじめ、荒木裕貴選手、大下佑馬投手など、ケガ人が増えてきました。

「天気に恵まれたのは本当にすばらしいことで、予定どおりに練習量がこなせています。選手のケガについては、ある程度予想していましたが、ここまで増えるとは思ってはいませんでした。内野手の数がもともと少ないので、いろいろとしわ寄せがきて、すごく難しい状況ではあります」

―― 昨シーズンは「ゴロアウトでも確実に1点を取る」がチームの大きなテーマでしたが、今年は「取れるアウトをしっかり取る」という声がコーチや選手たちから聞こえてきます。

「これについては、バレンティン(現・ソフトバンク)の退団が大きいです。たとえば、今までは5点取れたところが4点になる可能性がある。得点力の下がった部分をプラスに変えるには、失点を防がなければいけません」