2018.08.28

強力助っ人のふたりは「鳴り物応援」が好き。
期待、聞きたい、応えたい

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu
  • photo by Kyodo News

 プロ野球選手から見る「応援」企画の第4弾は、セ・パを代表する外国人スラッガー編。中日ドラゴンズのダヤン・ビシエド選手と、北海道日本ハムファイターズのブランドン・レアード選手に、メジャーリーグでは無縁の”鳴り物応援”の印象などを聞いた。

(前回の記事はこちら>)

ダヤン・ビシエド/中日ドラゴンズ

中日ドラゴンズの四番として活躍するビシエド──ビシエド選手は、かつてシカゴ・ホワイトソックスなどでもプレーしていましたが、メジャーリーグでは応援歌などはなかったですよね?

「もちろんなかったよ。母国キューバでは、ファンが球場に楽器を持ち込んで勝手気ままに応援するスタイルはあったけど、日本みたいに統一された応援をする習慣はなかったね」

──来日当初、プロ野球独自の応援スタイルに戸惑うことはありませんでしたか?

「まったくなかった。むしろ、期待されていることを感じられてやる気が増したよ」

──自分の応援歌が作られたときにはどう思いましたか?

「うれしかったし、気に入っているよ。ボードや垂れ幕を持参して応援してくれるファンのチェックは、毎試合のルーティンなんだ(笑)」

──球団創立82年を誇る中日ドラゴンズにおいて、個人のオリジナルチャンステーマが作られたのは、ビシエド選手が初めてだそうです。チャンスの場面で流れる、『勝負強さ煌めき・・・・・・』から始まる応援歌ですね。

「あー、あれね。初めて聴いたときに『いつもと違うなぁ』とは思ったんだ。いつもの歌も軽快でいいけど、より名前が耳に入ってくる歌だよね。外国人選手の個人テーマはドラゴンズで初めてなの? めちゃくちゃうれしいし、光栄だよ。ありがとうございます!」

──相手チームで、ビシエド選手が好きな応援歌はありますか?

「横浜DeNAの筒香(嘉智)の応援歌かな。あの前奏からの盛り上がりからは、何かを起こしそうな空気が伝わってくるよ。僕も一塁で守っているときに『GO、GO、筒香!』と思わず口ずさんでしまうこともあるね(笑)」

──他に、ビシエド選手を奮い立たせる応援はありますか?

「応援とは少し違うかもしれないけど、僕の3人の子どもたちが(中日のマスコットキャラクターである)ドアラの大ファンなんだ。ナゴヤドームでホームランを打つともらえるドアラのぬいぐるみは毎回のように争奪戦になるんだよ(笑)。子どもたちを満足させられるように、これからもホームランをたくさん打ちたいね」